七桜が妊娠！？椿に何もかも打ち明ける決心をした七桜。そんなとき、亡母が七桜にあてた書類を見つける。それは父子DNA鑑定書。つまり、七桜の父を示すものだった・・・。
ドラマ【わたしたちはどうかしている】第5話 あらすじ
お互いへの想いがどんどん強くなっていく椿と七桜。椿は結婚式の招待状をもって、夕子に挨拶に行くという。前日に今日子から圧力をかけられていた夕子は二人には今後、関わらないと決めていたが、椿の誠実な態度に、心が揺らぐ。椿が帰った後、夕子と二人になった七桜は、妊娠していることを夕子に告白する。椿へ想いを寄せることは亡き母を裏切ることになるのではないかと、妊娠を素直に喜べなった七桜だが、夕子の言葉で、決心する。椿へ全てを話すことを。妊娠のことも、自分の正体のことも。
その夜、庭先のホタルを眺めながら話をする椿と七桜。想いを深め合い、七桜が打ち明けようとすると、今日子が椿を呼びに来て、話す機会を失う。
結婚式と同日に予定していた「夕ぎりの茶事」を一週間早めると大旦那が言い出した。結婚式に自分も出席するということで、つまり、二人の仲を認めたということだ。嬉しくなり、椿不在の今、自分が茶事に出すお菓子の試作を作って大旦那に持っていくという七桜。
昔、子供の頃のさくらが作ったお菓子を食べたことのある大旦那。その美味しさに感動し、「あの子が作ったお菓子を食べたい。」とずっと思っていた。息子樹が本当に愛した女性の子供であることも知っていた大旦那は、さくらこそが光月庵の血を引く本当の後継者だと思っていて、椿にさくらを探し出すように言いつけていたのだ。
しかし、椿の光月庵への想いを知った大旦那は、椿を認め、弁護士を呼び、遺書にこう記す。「高月宋寿郎の全財産は、孫椿へ受け渡すことにする。ただし、高月の血を受け継ぐものが現れた場合は、その者に全財産を渡すこととする。」
一方、七桜が自分の部屋で何か調べたいことがありそうだと思っていた城島が、七桜に部屋を少しの時間明け渡す。ひとり懐かしの部屋に残った七桜は、昔よく隠れて寝ていた押し入れに入ってみる。すると天板ウラに亡母の道具箱が隠されていた。入っていたのは母百合子にあてた大量の熱烈なラブレター。差出人は椿の父、樹からのものであった。そして「七桜へ」と書かれた茶封筒。妙な胸騒ぎを感じながら開ける七桜。出てきたのは、「父子DNA鑑定書」七桜の父を証明するものだった。書かれていた名前は「高月樹」整合率は99.9999パーセント。七桜の父は椿の父だった。つまり、椿と七桜は兄弟！？動揺する七桜。だがもう一枚書類が入っていた。こちらの書類には椿の名前。そして樹の名前。整合率は０％・・・。椿は本当に樹と血がつながっていなかったということだ・・。
百合子は、将来七桜の立場を守るためにこの書類を残していたのだ。
椿は恐れていたのだ。自分から光月庵をも奪ってしまう「さくら」の存在を。
椿を愛してしまった七桜は、椿の前から姿を消す決心をする。多喜川を訪ね、誰も知らないところで働く口を紹介してもらえないかとお願いする。しかし、多喜川に諭され、光月庵へ戻る。「１分でも1秒でも長く椿のそばにいたい。」と。
だが、七桜の作ったお菓子を食べた大旦那の表情を見た椿は、七桜の正体に気づき始める。そのタイミングで栞が椿を訪ねてきて、「七桜の母は人殺し。」と聞いたことを話す。椿の中で疑念が確証になる。
結婚式までに光月庵を出ることを決めていた七桜は何とか15年前の事件の真相をつかもうと、事件現場へ向かう。すると、その部屋は外からも内からも入れないように、完全に閉ざされていた。山口の話によると、年に一度「夕ざりの茶事」が終わったときにだけ開かれるのだそうだ。大旦那が息子と語り合うかのように茶を飲むという。
心に刺さったコトバたち
結局私は小さいころと何も変わらない。どうしようもなく、この人のことが好きなんだ。
葛桜はこの葉っぱがあるから桜なんです。私には家族は敵という感情しかなかった。だから特別に思えたんです。葉桜に思いをこめた（第一話）七桜さんのことを。そんな七桜を育ててくれたのはお義母さんです。
その人は、あんたのこと大事に思ってるんだろ？それなら絶対あんたの幸せ望んでいるよ。私が母親だったらこういうよ。「幸せにおなり。」関わらないつもりだったのに巻き込んだんだったら、ちゃんと幸せになるんだよ。
いいんじゃないのか？いっぺんに話をするよりも、少しずづ知っていくのも。今日はじめて、七桜がホタルを見たことないっていうのも毛虫が嫌いっていうのも知った。そうやって毎日少しずつわかこていけば。この先、長く一緒にいるんだしな。
父のこと、憧れだった。唯一、俺のこと抱きしめてくれる人だった。俺も父の様になりたくて。そんな親に。
今、あの家をでて、君は後悔しない？僕はずっと後悔してるよ。15年前、もっと店に行って、あの人のこと知ればよかった。そうしたらもしかしたら今もあの人のお菓子を食べられたかもしれない。
一途に誰かを思っている人を好きになるのはイバラの道よ。どこまで行っても。
感想
兄弟ではなくて、とりあえず安心ほっ。しかし、椿がさくらに対してあんなにも冷酷な表情をする理由がわかりました。うう～～ん。難しいなぁ。自分の存在が、椿の大切な光月庵を奪うことになるだなんて。たしかに、姿を消したくなるかも。しかも子宝を授かっているなんて、それだけでもう十分幸せと思えるのかも。
しかし、やはり、事件の真相はハッキリさせとかなきゃですよね。
本当の犯人はやはり今日子か？
でも今日子の言葉、『一途に誰かを思っている人を好きになるのはイバラの道よ。どこまで行っても。』自分のこと言ってるんでしょうね。これまで、ただひたすら恐ろしい女将でしたが、この言葉を聞くと、女将も犠牲者の一人だったんだなと。
樹と百合子のなりそめはまだわかりませんが、この二人ってやっぱり悪くないですか？
と思ってしまいました・・・。
今回も盛り沢山の内容でした。次回はついに、椿へ正体を告白するようですよ！！一体どうなっちゃうんでしょう？！ハラハラドキドキ！！
私たちはどうかしている キャスト
主演：浜辺美波 横浜流星
佐野史郎・観月ありさ・中村ゆり・高杉真宙・岸井ゆきの・和田聰宏・岡部たかし・前原滉・草野大成、・山崎育三郎・須藤理彩・鈴木伸之
ゲスト出演：小島藤子
私たちはどうかしている 主題歌
主題歌：赤の同盟 東京事変
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