ドラマ「わたどう」【第1話】ネタバレ感想『横浜流星のキスシーン』

私たちはどうかしている

8月12日(水)スタートの新ドラマ 夜22時00分~(日本テレビ)『私たちはどうかしている』横浜流星と浜辺美波のW主演です。

原作は、安藤なつみ『私たちはどうかしている』。

(講談社)脚本は、衛藤凛。

私たちはどうかしている 第1話 あらすじと感想(ネタバレ有)

あらすじ

安藤なつみ氏の人気コミックが原作で、金沢の老舗和菓子店を舞台にしたラブミステリー。浜辺と横浜は、互いに初恋相手ながら、老舗和菓子店当主の殺害事件を機に“容疑者の娘”と“被害者の息子”となった「七桜」と「椿」を演じている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7c4449130ca53ce417281b1c0b7ae5e3fc0ce4

ドラマ全体を通して感じたこと

ドラマ内容の前に。一話通して見て、まず率直に感じたこと。

全体的に和の感じが押し出されていて美しい!!映像的にも、そして、言葉の表現でも。

映像的にはとにかく横浜流星さんの和装が美しい。一話では浜辺さんの本格的な和装はまだ出てきませんがきっとこれから披露してくれるのでしょう。

横浜流星さんの母親役の観月ありささんの和装もかなりキマッています。悪女役ですので、お化粧などそれっぽくキツメにしていますが、それはそれで、とてもお似合い。風格があります。

さらに和菓子の繊細さ美しさにうっとりとしてしまいます。

そして、言葉の美しさですが、メモに残しておきたいくらい綺麗な言葉が要所要所で出てきます。このドラマは和菓子を中心に繰り広げられる人間関係のものなのですが、この和菓子一つ一つに和菓子職人は『菓銘』をつけます。そして、その『菓銘』をつけた由来の話をします。この和菓子一つ一つに込めた想いを表現する部分がとても奥が深くて趣があって、聞いていて、久しぶりに【日本人】に生まれてよかったなぁ~と、思いました。具体的には後述します。

ネタバレと感想

15年前、当時5歳の七桜(なお)(浜辺美波)と椿(横浜流星)は出会います。老舗和菓子店の光月庵の跡取り息子の椿。七桜の母百合子(中村ゆり)は和菓子職人で、光月庵に住み込みの使用人としてお世話になります。

当時体の弱かった七桜は一日を部屋の中で過ごすことが多く、世界が「灰色に見えていた」。しかし、明るく人懐っこい椿は七桜のことを「さくら」と呼び、何かと気にかけてくれていた。ある日、「お菓子作りなら部屋でもできるよ!」と提案する椿。百合子・七桜・椿の三人でピンク色の桜の和菓子を作る。このとき、七桜の世界にはじめて『色』がついた。それからというもの、七桜は和菓子作りみ夢中になる。

そんなある日、椿の父である樹(鈴木伸之)が何者かに殺される事件が起こる。現場には血の付いた刃物が落ちていて、そして、血の付いた椿の姿が。「この部屋にいたのはだれ?」と聞かれた椿が答えたのは「さくらのお母さん。」七桜の母百合子はそのまま警察に連れていかれる。

そして、取り調べ中に急死してしまう。現場の刃物からは百合子の指紋が検出され、椿の証言もあったことで、百合子が犯人ということに。死亡しているため動機はわからないまま、ということになっている。

5歳の七桜は事件当日に光月庵を追われ、何もかも失う。ただ残ったたった一つの生きる意味は「お菓子を作ること。」生前の百合子の言葉、「お菓子はどこにいても作れるんだよ。」という言葉を思い出しながら、小さな和菓子屋で住み込みで働く。

贔屓にしてもらっている、茶道佐山流家元の真由(小島藤子)が開いた茶会で客の里見をイメージして七桜が作った和菓子。菓名は「めじろ」。里美の綺麗な声をイメージして作ったという。その感性に惚れ込んでいる真由は、自身の結婚披露宴の引き出物をぜひ七桜に作ってもらいたいと願い出る。ただ、相手方の贔屓にしている和菓子店もあるため、一度、和菓子対決をしてほしいとのこと。

この相手方の贔屓にしている和菓子店というのが、なんと、光月庵だった・・・。

光月庵と知り、一度はこの申し出を断った七桜だった。

だが、住み込みで働いている和菓子屋を母親の件で解雇され途方にくれていた七桜のもとへ、突如現れた男から手紙を受け取った七桜は、対決に挑む決意をする。この男は多喜川(山崎育三郎)といって母百合子の知り合いだという。20歳になった七桜に渡してほしいと、百合子から頼まれていたそうだ。手紙には「私は何もしていない。」と書かれていた。

手紙を読んだ七桜は、事件の真実を確かめるため、光月庵、そして自分からすべてを奪った椿へ接触する覚悟をする。

対決当日、椿は自分の正体に気づいているかは、どうもよくわからない。

それぞれ和菓子を作り、披露する。お題は桜。七桜の作ったものは、

菓銘『葉桜

美しい花が散り、やがて新緑の季節が訪れる。そうやって月日が流れてもお二人がいつまでも仲睦まじくありますように。

という想いを込めて作った。一同、感動し、七桜の勝利かとも思われたが、結局は老舗光月庵の看板に負けてしまう。

その帰り、中庭にいた椿に引き留められた七桜。突然、結婚を申し込まれる。

七桜は「結婚しましょう。」と即答する。

なんだこれ!?という展開だが、ここが、私たちはどうかしている 見せ場なのだろう。

そしていざ、約束に日時に光月庵を訪れた七桜。そこではなんと、椿は許嫁・栞(岸井ゆきの)との結婚式が執り行われていた。

このまま引き下がってたまるかと、乗り込み椿に『お土産』を渡す七桜。お土産は

菓銘『新月』羊羹

月の夜、満月は美しいもの。羊羹にも栗を入れ、満月に例えたりする。月のない夜は、夜そのものが豊かに本質を見せてくれる。羊羹も、羊羹そのものの味を味わって欲しい。

この羊羹を受け、椿は「光月庵がなくても和菓子の世界は美しいといいたいのか。」

七桜「今の光月庵は決して特別ではないと。」

光月庵皆の前での戦線布告である。そして、椿は、「やはり面白い女だ。」と、「私はこの女と結婚する。」とここで話題の椿と七桜の美しすぎるキスシーン

なんでしょうね、趣ある周囲の和の中、まぁ、横浜流星さんの角度の美しいこと!こんな状況なのにも関わらず、周りを圧倒してしまう雰囲気でした。

大旦那の高月宋寿郎(佐野史郎)はこの騒動を詫び、土下座して詫びる。椿も雨に濡れながら土下座する。「騒動のすべては自分のわがままだ、光月庵は味・品質どんな面からもお客様から満足してもらう店へ変わらなくてはならない。」と。それを聞いた宋寿郎は、「3か月で成果をだせ!出来なければ娘とここを去れ!」と言い放つ。

こうして、椿と七桜の契約(結婚)が成立する。

七桜が真実をしるために、敵の陣地に飛び込む気持ちは何となくわかります。だが椿の方は、心境がほとんど見えてこなくて、謎が多すぎる第1話でした。

・なぜ、椿はあんなに慕っていた七桜の母を犯人だと言ったのか?

・明るく屈託のないイメージだった5歳児の椿だが、事件当時のあの冷めた表情、何があったのか?

・皆に「光月庵は変わらなくてはならない。」と、語る椿は和菓子への想いは強いはず。それなのに実際の菓子にはその想いがこめられていないのか、出来があまり良くない様子。なぜなのだろう?やはり15年前の事件が関係しているのか?

・謎の男、多喜川は何者?

内容としては、こういったところを注視していきたいと思う。

だが、このドラマは、繰り返して言いますが、

全体的に和の感じが押し出されていて美しい!!

ぜひ、映像・言葉、しっかりと『日本』を味わって楽しんで見てみてください♪

私たちはどうかしている キャスト

主演:浜辺美波  横浜流星

佐野史郎・観月ありさ・中村ゆり・高杉真宙・岸井ゆきの・和田聰宏・岡部たかし・前原滉・草野大成、・山崎育三郎・須藤理彩・鈴木伸之

ゲスト出演:小島藤子

私たちはどうかしている 主題歌

主題歌:赤の同盟 東京事変

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