愛に絶望してしまった望美。汚れのない純粋な心をもった少女はそれだけに、心に深い傷を負いました。モモのような、皆を明るくする力を持っていた彼女は、『モモ』にでてくる灰色の男のようになってしまいます。すっかり変わってしまった望美を救うことはできるのでしょうか?誰が?どうやって?
第8話 あらすじ(ネタバレ含む)
愛に絶望した望美は、結人や家族たちの前から姿を消した。結人は新しい職場で働きながら、望美を探して電話をかけるがつながらない。そんな時、父進次が望美の居場所を見つける。
望美はユーチューバーになっていた。全く人格が変わり、弱者を切り捨てて、情報やお金を集める強者になるようあおっていた。自身も灰色のマンションに住み、時間を強者に売る仲介をネット上でしているという。まったく、『モモ』にでてくる「時間泥棒灰色の男」のようになっていたのだ。
進次や愛美が元の望美に戻るよう説得に行くが、心も35歳になった望美は耳をかさない。結人が行ってもダメ。そして、母多恵が行くと・・・。
母の多恵の言葉にも、理屈で返し応じない。そんな望美を見て、多恵は「一緒に死のう。」と望美を窓まで連れていき力ずくで飛び降りようとする。
望美も抵抗するが死を覚悟したそのとき、突然、多恵が倒れ…。
心に刺さったコトバ達
父進次→望美
「この頃、皆が俺の前でドアをしめるんだ。それを開けたいのにどうしたらいいのかわからなくて・・・。達也や加奈を幸せにしたいのにその方法が全然わからなくて・・。どうしたらいいのか、教えてくれないか?」
35歳の少女第8話
男の人って多いよね、「だから、そうじゃないんだってば!」ってこと~。
進次父さん、この重いドラマの中で毎回空回りしてる感じが愛嬌あって好きなんだけど、たぶん、家族だったらイラっとするんだろうな・・・(笑)
この年になると特に、もう女の人の気持ちがわからない・・・。誰かに聞くことも出来ないしなー。
このセリフのあとに、達也が「自分の気持ちを素直に言えばいいんじゃないか。」ってアドバイスするんだけど、的を得てるよね。
大抵の女の人は、男の人の本音を見抜いてるもんだから、ウソつこうとするのが見え見えで嫌なんだよなぁ。
結人→望美
「俺たちは絶対諦めちゃいけない。」
35歳の少女第8話
うんうん!頑張って諦めないでほしい。一人では意思を持ち続けるのは難しいけど、大切な人と一緒ならきっと・・・。応援してますーーー。
多恵→望美
「人を不幸にするのは誰にでもできる。でも、沢山の人を幸せにできる人間は少ししかいない。あなたはその一人なのよ。」
35歳の少女第8話
なるほどーー。多恵さんの言葉、毎回重みがあります。確かに、人って嫌なもので、他人の欠点は良く見えるのに、良いところを当たり前に見つけることのできる人間はかなり限られてくるものですもんね。
きっとそんな人の周りには、幸せがあふれているのでしょうね~~。
望美
「誰も愛さない。そうしたら傷つくこともない。」
35歳の少女第8話
うーーー・・・。痛い。気持ちがわかるだけに苦しい言葉。純粋な心をもった望美なだけに、受けた傷は深すぎて、もう傷つきたくなくて、人を信じることができなくなってしまったのでしょうね。
前の望美に戻ってとは言わないし、全く同じには戻ることはできないと思うのだけれど、何とかして乗り越えてほしい。
こんな風に、逆方向にいくのではなくて。
例えば、同じように苦しみを抱えた人を救うとか。行動力のある望美ならできるのではないのかなぁ?
多恵→望美
「私はあなたをこんな人間にするために25年頑張ったわけじゃない。」
35歳の少女第8話
多恵の、母の気持ち、よくわかります。普通でも、悪い人間になってほしいと思って育てる親なんていない。子供は一心同体だから。自分自身が、嫌な部分が生まれるのを嫌悪するのと同じで、子供にそれが生まれてきたら、全く同化してしまう。
もし、このように取り返しがつかない状態になってしまったというところまできてしまったら、私も多恵と同じ判断をするだろうな。
母親は、子供と一心同体なんだね。子供は本当にかわいいけど、父親はちょっと違う感覚かな。
父親は、少し客観的に見れているみたいですよね。
みんなの感想
みんなの感想をまとめてみました。
見逃した方や、もう一度『35歳の少女』を見たい方は
ドラマ「35歳の少女」を見逃した方や、もう一度見たいという方は、Huluで見ることかできます。
hulu
コメント