竜の道【第5話】ネタバレ感想『お前と俺は二人で一つだろ』

竜の道
karin
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整形双子の復讐劇『竜の道』。今回は「明かされる兄の秘密」。最近、衝突が多くなってきた竜一と竜二。兄の真実を知った竜二はどうするのか?さらに源平に竜二の正体がバレる!万事休すの竜二はどうするのか・・竜二の優しさに、かたくなだったまゆみが変わっていく様子も見どころです。

源平を追い出す!晃がついに決意!

源平を追い出す、クーデターを決意した晃。源平に一番忠実な取締役の小田嶋に目を付ける竜二。小田嶋の弱みを握り、味方につけることを、晃に提案する。

凛子や砂川の調査により、小田嶋が取引先から賄賂をもらっていたことを突き止める。証拠の写真を手に、小田嶋に仲間になるよう迫る晃。しかし、その後、小田嶋の娘が心臓病で治療費が必要だということがわかり、苦悩する。

そんな晃にかわり、小田嶋宅へ賄賂現場の写真を送り付け、さらに追い込む竜一。小田嶋は写真を送り付けたのは晃だと思い、観念して晃につくことにする。

そのときの晃の疲れ切った苦しい表情。

大きなことを守るために、一人の一つの家族を苦しめる心の痛さ、正義感の強い晃には抱えきれない苦しみなのではないだろうか。今後、このままこんなことを続けることができるのだろうか?心配になります・・・。

まゆみの心がほどけていく

「もうあんたには用はない。」電話をかけてくる竜二に、強がって言うまゆみ。そんな言葉にも関わらず、「店を予約しています。」と半ば強引に連れ出す竜二。レストランでの食事中、美佐の話になる。「血がつながっていないってどういうこと?」と聞くまゆみに、自身の出生の話をする。「自分は置き去りにされていたんだ。」そんな竜二に、

ラッキーだったじゃない。ロクでもない親ならいないほうがマシ。自分たちで勝手にいなくなってくれてラッキー。

同情するでもなく、悲観がるでもなく、こんなに重い過去をあっさりとある意味前向きにとらえるまゆみ。そして、何より言い方・表情がこれまでと違い、どこか心のこもった優しい表現になっていた。竜二も「そういう考え方もあるんですね。」とにっこり。

そして、「このワインまずい。今度、美味しいワインの店に連れて行ってあげる。」と。ついに竜二に心を許したようだ。

こうなると心配になる。人を信用できていなかったまゆみがやっと心を開きだした相手、竜二。それが本当の愛ではなかったと知ったときの辛さ・・。ドラマにも出てきましたが、関係ない人をどんどんまきこんでしまう、それが復讐の怖さ

見ていて想像すると、苦しくなりますね・・・。

源平に竜二の正体がバレる!

源平は、まゆみの交際相手である竜二の身辺調査をする。ゆくゆく、キリシマ急便を継がせる婿という視野にいれているのだろう。そこで、竜二の旧姓は吉江、双子の兄、竜一がいることを知る。竜二を呼び出し、にこやかに切り出す。「あなたがうちのまゆみに近づいた理由がわかりましたよ。」「吉江運送さんの息子さんだったんですね。うちがご両親の会社を潰したという誤解もあったようだが、敵を討とうと思っても無理なことですわ。」

そして、しばしの間。

「ようやく気付いてもらえましたか。」

「いつお話するか考えていたんです。」

「確かに初めはあなたを恨んでいた。しかし思うようになったんです。両親の様になりたくない。弱いものが強いものに負けただけ。私は弱い者にはなりたくない。強い側に行きたい。あなたのように。私は今、国交省の権限を使える立場にある。それをあなたのために使いたいと思っている。

源平は「まゆみは見る目があるわ。」と竜二の言葉を信じた様子。

最後に握手を求める源平。握り返す竜二。

会社をでて、見えなくなったところで、手をふく竜二。

いやはや、危機一髪の場面を乗り切りました。なんという頭のキレ!仕事はギリギリ追い込まれたときが一番いい仕事をするとはいうけど、この場面でこんな言葉がでてくるなんて、凡人には無理です!!

そして、高橋一生さんの表情というか、目の演技力、圧巻!あっぱれ!

兄の告白

竜一と竜二が密会に使っているピンクの部屋で、美佐のことで言い合いになる二人。

そして竜二が聞く「全部終わったときのこと想像したことあるか?」「俺と竜一と美佐三人で、他には誰も知らないところで暮らすんだ。」

それには答えず、「お前はもう降りろ。」という竜一。そして、ついに告白する。竜二にさえ言えずにずっと一人きりで抱えてきた秘密を。

「俺は・・・人一人、殺しているんだよ。」「俺とお前はもう違うんだ。すべて終わっても普通の暮らしには戻れないんだ。お前は引き返せる。普通の暮らしに戻れ。日の当たる道を堂々と行け。」

そして部屋を出ていく竜一。呆然と座り込む竜二。

会社に戻るが、楽しそうに宴会をしている会社内には入れず、外へ出る竜一。防波堤で立ち尽くす。

ハッと我に返り、電話をかけるがでない。竜一を探し回る竜二。走り続けて、防波堤の竜一を見つける。

そして、力強く、こう言う。

それでも俺は、お前と一緒に行くぞ。

俺とお前は二人で一つだろ。

しっかりと抱き合う二人。

苦悩がしみ込んだ顔で、号泣する竜一。

長いこと、悪夢にうなされるまでに、たった一人で抱えてきた秘密。それを話すことで、かけがえのない竜二を失ったと思っていたのだろう。あまりにも大きく思い苦しみが一気に噴き出した場面。

玉木さんの演技力に脱帽です。

次回予告も、気になる場面がたくさん!楽しみです。

竜の道の主なキャストは?

玉木宏(矢幡竜一・和田猛)  高橋一生(矢幡竜二) 松本穂香(吉江美沙) 細田善彦(霧島晃) 奈緒(遠山凛子) 今野浩喜(砂川林太郎) 渡辺邦斗(大友)松本まりか(霧島まゆみ) 斉藤由貴(霧島芙由子) 遠藤憲一 (霧島源平)

竜の道の主題歌は?

【主題歌】
SEKAI NO OWARI「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)

【オープニング曲】
ビッケブランカ「ミラージュ」(avex trax)

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