竜の道【第三話】は、『悪女を落とす復習の罠!思わぬ敵の反撃』
原作は、白川道さんの『竜の道』です。
竜の道 第3話 あらすじと感想(ネタバレ有)
キリシマ急便の婿養子?!
前回、霧島源平(遠藤憲一)の息子・晃(細田善彦)をすっかり懐柔することに成功し、うまくキリシマ急便を内側から攻めていく段取りを進めていた和田(玉木宏)と竜二(高橋一生)。
ただ、そんなにすんなりとはいかないよと。
源平は何かと自分にたてついてくる晃を見限り、婿養子をとって将来会社を継がせる手はずを整えだした!
そう、自分のいいなりになり、かつメリットのある男を娘のまゆみ(松本まりか)の婿にしようと考えていたのだ。
源平が見定めたのは三栗谷大臣の次男坊、仁志(尾上寛之)だった。
一方、和田と竜二は『次の手』を準備していた。
まゆみに竜二が近づき、今度はまゆみから源平の動向を探ろうというものだ。
竜二はまゆみを食事に誘い、なかなかな女王様ぶりのまゆみに対しても紳士な対応で接する。
次の場面では、二人は付き合っていることになっているので、このとき、まゆみはOKをだしたのだろう。
この頃、竜二は上司から大きな仕事を任せられる。室谷大臣の視察プロジェクトを任せられたのだ。
この仕事に成功したら、出世を約束され・・・。
完璧な仕事に仕上げようと準備を進めていく竜二。
そんな竜二のもとへ、まゆみの婚約者仁志が現れる。
仁志は別部署だが、竜二と同じ国土交通省の職員である。
二人きりになる竜二と仁志。
仁志は竜二に「仕事ができる人なんですね。」「かっこいいし・・」
まゆみさんと付き合っていらっしゃるんですよね、言いにくいけど、言わせてください、「身を引いてくれ」
と、遠慮がちに言う。竜二は笑顔で断るが、仁志は「では、正々堂々恨みっこなしで。」と握手を求めてくる。
こんなに穏やかなライバル宣言ってあるだろうか?というのが率直な感想。
強い意志?許す勇気?
場面変わって、晃は、キリシマ急便の正式な経営コンサルタントとして和田を源平に紹介する。
その夜、晃の取締役就任祝いに和田と二人で飲んでいて、晃は弱音を吐く。
このまま父源平に懐柔されるのではないかと。
そこで、和田はしっかりと晃を見据え、忠告する。
「敵を倒すためには強い意志がいる。何に変えても成し遂げるという執念が。」
和田(竜一)は、自分を振り返り、出てきた言葉なのだろう。
この一言に、両親を失ってからこれまでの竜一(和田)の戦いや葛藤・全てが詰まっているような気がする。
晃もこの和田の言葉に、自分の意思を固めたようだ。
一方、小学校に勤める美佐(松本穂香)は、学校で問題になっているSNSについて相談のため、和田を訪ねる。
その際、美佐は「両親は事故で亡くなった。」と和田に話す。気遣う和田に美佐が返した言葉は、
「そんなことは誰にでも起こりうることだから。」
「どんな人生でも自分がどう生きるかだから。」
美佐は、人を恨んでもおかしくないこんなにも苦しい体験を受け入れ、許すことができたのだろうか・・。理不尽に両親を失うという辛い経験をした二人。同じ経験をしたのに、受け取り方がこんなにも違う。
美佐の言葉は和田(竜一)の胸に刺さったのだろうか?
思わぬ敵に仕掛けられた罠!!
竜二がプロジェクト準備を順調に整えていると、上司から抜けを叱責される。
なんと、仁志が竜二のもとへ書類を渡していなかったのだ。
あんなに良い人ぶっていた仁志は、実は食えない男だった。
なんとか、今回の抜けを間に合わせ、室谷大臣へのプレゼン当日。出迎えの竜二たちのもとへ、仁志も手伝うと混ざってくる。竜二に「今度、結婚しますよ。」と耳打ちして。
竜二を動揺させ、プレゼンを失敗させようという魂胆か・・。
しかし、仁志の罠はこんなものでは終わらない。
なんと、竜二がプレゼンで使うファイルを白紙のものにすり替えていたのだ!
壇上にたち、白紙のファイルを手に、万事休すの竜二・・・。
見ているコチラもハラハラ・・・
だが、いろいろな苦境を乗り越えてきた男。こんなことも予測していたのか?それともずば抜けて頭がいいのか?
竜二は白紙のファイルを閉じ、小難しい専門用語や細かい小数点の数字まで、完璧に見事なプレゼンを披露する。
圧巻のプレゼンに、大臣も竜二のプレゼンに見入り、仁志の顔は引きつっていく・・・。
この場面は、今回の一番の見どころでしょう。罠を事前に予測して、万全の準備をしておく。結果的に徹底的逆襲となる。
最後に大臣は「期待しているよ。」と竜二に声をかけ、退出。
逃げるように退出しようとした仁志を引き戻し、笑顔で「一緒に面白いものみましょうよ。」と皆の前でパソコンをあける竜二。
そこには、防犯カメラに映った、ファイルをすり替える仁志の姿が。
父三栗谷大臣に助けを求める仁志。
だが、三栗谷大臣はそれどころじゃなかった。
三栗谷大臣本人の不正がマスコミにリークされ、報道されている真っただ中だったのだ。
実はこれは、和田が探っていたこと。凛子(奈緒)と砂川(今野浩喜)が三栗谷大臣の弱点を探し続けた結果だった。
経済記者が復讐をくるわせる・・・?
源平への復讐の段取りを着実に進めているかのような和田(竜一)と竜二。
だが、今回の終わりには、不穏な場面が。
しつこく和田に取材をもちかけている経済記者の沖(落合モトキ)が撮った和田の写真。
居酒屋のカウンターで沖が写真を広げて飲んでいると、隣に座った酔っ払いが言う。
「斎藤じゃねーか!こいつが10億持ち逃げしたせいで俺は無職なんだ!」
この男は、竜一が斎藤の名で記者をしていた頃の同僚だった。
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次回、経済記者・沖に、二人の復讐劇は邪魔をされてしまうのか??
竜の道の主なキャストは?
玉木宏(矢幡竜一・和田猛) 高橋一生(矢幡竜二) 松本穂香(吉江美沙) 細田善彦(霧島晃) 奈緒(遠山凛子) 今野浩喜(砂川林太郎) 渡辺邦斗(大友)松本まりか(霧島まゆみ) 斉藤由貴(霧島芙由子) 遠藤憲一 (霧島源平)
竜の道の主題歌は?
【主題歌】
SEKAI NO OWARI「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)
【オープニング曲】
ビッケブランカ「ミラージュ」(avex trax)
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