初回は、1話・2話合作の2時間スペシャル!見どころ満載のかなり濃い内容のドラマでした。
竜の道【第1話】あらすじ・原作
双子の兄弟が、騙して両親を自殺に追い込んだ男への復讐を誓う話。
両親の運送会社を騙してのっとり、自殺に追いやった上に、悪いとも思わずさらに同じような手口で事業を拡大し続けているキリシマ急便の霧島源平に復讐をするため、整形し戸籍も変えた兄・竜一。
兄・竜一は裏社会から、弟・竜二は国交省の官僚となり表社会から、源平からすべてを奪って破滅へ追い込もうと復讐を誓う。
原作は、白川道さんの『竜の道』です。
竜の道【第1話】ネタバレ
衝撃の冒頭シーン!
双子の兄弟の兄・竜一が、竜二をボコボコにして、銃を放ちます。そして崩れ落ちる竜二・・・。
ナレーションでは、「竜二、これだけは信じてほしい。お前にだけはずっと笑っていて欲しかったんだ。」
復讐劇の結果なのでしょうか。いきなりの衝撃的なシーンです。
吉江運送、キリシマ急便(源平)に乗っ取られる
1997年、福岡県北九州市。地元の企業からの信頼も厚く、従業員の健康も気遣う吉江運送の夫婦。竜一と竜二の両親だ。ある日、キリシマ急便の霧島源平が来て、いいように言って吉江運送と提携を約束していく。だがはじめから源平は吉江運送を乗っ取るつもりだった。客も奪い、従業員も引き抜き、銀行にも手を回し、多額の借金があるまま倒産に追い込まれた吉江運送。夫婦はガス自殺を図る。
残された双子の兄弟と、まだ幼い妹の美佐。親戚に引き取られるが、厄介者扱いされ、辛い時期を過ごす。
悲しみの中「お父さん、お母さん。」に会いたがる美佐に竜一が言う。
「父さん、母さんはおらん。美佐はこれからもっと辛い思いをするかもしれん。もっと強くなれ。強くならんといけん。」
竜一は裏社会から、竜二は表社会から源平を追い込む・・・
2012年、大野木という社長のもと、やくざ風の情報屋で働く竜一。
竜二は国土交通省で着実にエリート街道を進んでいた。
そして、キリシマ急便はすでに2回不祥事があったため、あと1回大きな失敗をしたら業務停止に追い込めるというところまで来ていた。
竜一は源平の動向を探り続けている。そしてついに、キリシマ急便の従業員が過労死したという情報が入った!これで源平を潰せる!と意気込む二人。だが・・・。
源平が国土交通大臣を買収!
なんとキリシマ急便への処分は1か月の業務停止という、とても軽いものだった。
源平が、国土交通大臣を買収していたのだ。しかし、そこまで読んで源平を張っていた竜一。買収現場の証拠写真を撮っていた。
また、遺族からの過重労働の証言もボイスレコーダーにとっていたので、これで決定的!源平は終わりだ、と思った矢先。何者かに竜一が拉致される。
圧倒的な金と圧倒的な力を手に入れろ
竜一を拉致したのは、以前、大野木を会食の場に連れて行ったときに出会った、曽根村だった。曽根村は関東一円を束ねるヤクザのボス。初めて会ったときに竜一に興味を抱いた曽根村が竜一のことを調べていたのだ。証拠の写真とボイスレコーダーも奪われた。過去の出来事を告白し、曽根村に力添えを乞う竜一。5000万だすと言うが、「ケタが違う。」と鼻で笑われる。
「圧倒的な金と圧倒的な力を手に入れろ。」出来なければ恨みなど諦めるんだな。
竜一、10億手に入れる
ボコボコにされ血まみれの竜一を大野木が呼び出す。血の気が多い大野木に竜一が反発しもみ合いになっていると、急に大野木に発作が起きた。心臓発作だ。薬を求める大野木。だが竜一は渡さない。取りに行かせないように押さえつける・・・そして息絶えた大野木の首元から、金庫のカギをとる。
大野木は、会社の金庫に10億隠し持っていることを同僚から聞いていたのだ。
生まれ変わった竜一
8年後、圧倒的な金と力を手にした竜一はブラジルから日本へ帰ってきた。
そのころ、竜二も出世して、国土交通省の室長になっていた。これで復讐への下準備ができた。
ここから双子の兄弟の復讐劇が再始動する。
竜一はUDコーポレーションという会社を作り、和田猛となっていた。
UDコーポレーションは企業へのクレームを管理している会社、という表向きだが、金のためなら情報操作でもハッキングでも何でもする遠山凛子を使い、金もうけするための会社だ。
復讐の計画は、まず、キリシマ急便得意先のトッキービーンズを顧客に取り込むこと。そして、キリシマ急便の経営コンサルタントとなり、内部からじわじわと源平を痛めつけて破滅させるというものだった。
竜一が生きていることを知らない美佐
竜一は昔、火事で死んだことになっている。竜一・竜二・美佐、三人で暮らしていた時、源平に復讐をするため、別人になることを人知れず決めた竜一。自殺志願者である斎藤一成と自宅で自殺を図る、ただし、竜一は死ぬつもりではない。斎藤一成に成り代わったのだ。整形をし、戸籍も斎藤に成り代わった竜一は、三か月後に竜二に会い、全てを話す。双子と知っている源平を潰すためには、このくらいしないといけないと話す竜一。竜一は裏から、竜二は表から、源平に確実に復讐することを誓う。
妹の美佐へは竜一は死んだことになっている。巻き込まないように。
思い出の花火
竜一・竜二・美佐の三人は、昔、三人で暮らしていたときに、一度だけ一緒に花火を見た思い出がある。まめに美佐と連絡を取り合っている竜二は、北九州にいる美佐を東京の花火大会に誘う。
たまたま、花火を眺め、いろいろな思いに駆られながら涙を流していた竜一の隣に、美佐が立つ。
涙を流している竜一に、兄とも知らず、ハンカチを差し出す。竜一も美佐だとは気づかない。
いろいろありますよね、あってもないフリして生きていくしかないし。
そう言い、立ち去るときにノートを落としていく美佐。ノートには教師をしている学校の生徒の記録が詳細に書いてあった。
竜二と合流し花火を楽しんだ美佐。竜二に言う。「東京に来ようと思っている。」
竜の道【第1話】感想
冒頭が気になります。どういうこと?これからいったい何が起こるのでしょう?あそこまで竜一がキレるということは、竜二が裏切ったのでしょうか?もしそうだとしたら、美佐に関わることか・・・?
いきなりはじめから、ニクイ演出です・・・。
しかし、美佐に対し、並々ならぬ気配りをする竜二。たしかに兄弟3人で助け合ってきて、年の離れた妹なので守らないとという気持ちなのでしょうが、それにしてもちょいちょいした竜二の表情が気になります。本当に兄としての感情なのでしょうか?
なぜなら、竜一が言ったんです。「本当の妹じゃない。」って。意味深ですよね~
約2時間もあったのに、最初から最後まで目が離せない内容盛りだくさんのドラマでした。来週も楽しみにしています。
竜の道の主題歌は?
【主題歌】
SEKAI NO OWARI「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)
【オープニング曲】
ビッケブランカ「ミラージュ」(avex trax)
竜の道の主なキャストは?
玉木宏(矢幡竜一・斎藤一成) 高橋一生(矢幡竜二) 松本穂香(吉江美沙) 細田善彦(霧島晃) 奈緒(遠山凛子) 今野浩喜(砂川林太郎) 渡辺邦斗(大友)松本まりか(霧島まゆみ) 斉藤由貴(霧島芙由子) 遠藤憲一 (霧島源平)
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