【MIU404】最終回『生きて俺たちとここで苦しめ』 ネタバレ感想

MIU404
karin
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毎回、衝撃的なほどに面白かったMIU404が最終回!締めくくりにふさわしい、濃厚な15分拡大スペシャルでした!!!菅田将暉さんの顔の演技が凄過ぎ・・!そしてその悪の根源は紙一重の『正しさ』を感じました。興奮さめやらぬ・・・今日は眠れそうにありません。

MIU404 最終回のあらすじ

ドーナツEPのトラックにはねられた陣馬は、意識不明の重体の状態が10日続いていた。急な異動で行き先の決まらない九重は有給休暇消化中のため、毎日のように陣馬の見舞いに来ていた。

前回、ガセ情報に惑わされ、久住と取り逃がしてしまった志摩は自己嫌悪していた。そのせいで、伊吹に辛くあたってしまう。志摩は単独で久住を追うことを決意し、RECと組んで捜査外で情報を集める。九重にも協力してもらい、久住の特徴的な携帯情報から横浜湾のクルーズ船が関係していることを割り出した。志摩の様子がおかしいと盗聴していた伊吹は、単独で久住に会いに行く。

久住を見つけ1対1で話をする伊吹。しかし、クルーズ船の一室、ドーナツEPを炊いた部屋に閉じ込められ、意識を失う。そこへ志摩も駆けつけるが、志摩まで閉じ込められ意識を失う。

先に目が覚めた志摩。まだ気を失ったままの伊吹の口をふさぎ、息を止めようとする久住に銃を向ける志摩。しかし、その志摩の頭に銃を突きつける久住の仲間が・・・。

銃の音で目を覚ます伊吹。どちらの銃の音だったのか??

久住の声が聞こえる。放たれた銃は久住の仲間の方だった。血まみれの志摩。志摩の銃を取り上げようとする伊吹。「殺すな・・・。」そう言って息絶える志摩。

伊吹は銃をとり、久住に放つ。命中し倒れる久住・・・

場面変わって、陣馬の病室。意識の戻らない陣馬に寄り添い、話しかけ続ける九重。するとかすかに目をさます陣馬!涙ぐみ、すぐに伊吹の携帯に連絡する!!何度もメールをし、電話をするその音で、薬でラリっていた伊吹が目を覚ます!傍らには意識を失った志摩も!血は流れていない!意識を失っているだけのようだ。縛られた足で蹴とばして志摩を起こす伊吹。志摩も目を覚ます!「最悪な夢を見てた!薬でラリってたー!」と。そう、先ほどの場面は本当に悪夢だったのだ!

九重の電話のおかげで、久住から湾に沈められる前に目を覚ました二人。九重に久住の居場所を連絡し、応援を要請。縛られた手足のテープを歯でかみちぎり、海へダイブする!近くの船に助けられ陸へ上がり、湾岸のショップでお揃いのTシャツに着替える志摩と伊吹。可愛すぎる・・・。

メロンパン号で迎えに来た九重は伊吹の置きシューズまで準備してくれていた。

川に浮かぶ屋形船に久住を見つけた伊吹はダッシュで船を追いかける!船を追い越し、橋の上から屋根に飛び乗る!久住を追い詰めるが、久住はまんまと、橋へ上って逃げる。が、志摩が自転車で待ち構えていた。メロンパン号の九重も追い詰めてくる。最後、久住は自ら橋に頭をぶつけて流血。

流血している姿を屋形船にいる仲間たちに見せて「警察にやられた!」と証言者になってもらう作戦だ。しかし、仲間たちはみな、久住の作った薬でラリっていて、「久住~まっ赤っかー!どうしたんだ~?」と笑っているだけ。これが久住の作りたかった世界?呆然とする久住に志摩は「生きて俺たちとここで苦しめ。」

逮捕され、入院している久住に面会にいく志摩と伊吹。久住に生い立ちを尋ねると、「俺は、クズミ・ゴミ・トラッシュ・バスラ・・・何がいい?不幸の生い立ち?ゆがんだ幼少期?いじめられた過去?どれがいい?」ゆっくりと両手の平で顔をおおい、俺はお前たちの物語にはならない。」その後の取り調べでは、一切黙秘しているという。

その後もコンビを続ける志摩と伊吹。もしかして、また第2弾があるのでは?!期待しています!!!

心に響いたコトバたち

あの井戸の底を思えば怖いものなんてない。

志摩が九重に打ち明ける

伊吹の判断に乗っかって久住を取り逃がしたとき、とっさに思った。「信じなきゃよかった。」いつのまに俺は相棒なんてのもを信じるようになったんだ。うまく行ってるときは最高の相棒。ミスしたときは相手のせい。勝手だよな。伊吹は危なっかしいけど正しい奴で、俺はアイツに正しいままでいてほしい。ああいうヤツがひとりくらいいてもいい。それに助けられる人がきっとたくさんいる。」

伊吹から「自分以外みんな死んじまえって聞こえるぞ。」と言われた久住が

全員死ねばいいと思とるよ。汚いもん見んようにして自分だけはキレイと思ってる正しい人ら。みんな泥水に流してなくしてしまえばいい。神様はもっと残酷やで。指先1つで一瞬で人も待ちも全部さろてしまう。10年たてば、みんな忘れてみんななかったことになってしまう。

(悪夢の中で)伊吹を殺そうとする久住に対して志摩は

他人のことなんてどうだっていいんだ。心配するフリして善人のフリして人間らしくみえるようにふるまってるだけ。だから簡単に引き金ひける。

目が覚めて、俺が死んでたら、俺の相棒は、伊吹は、お前を絶対に許さない。

桔梗が上司に

面目や体面のためにできることをやらないのなら、私たちがいる意味って何ですか?小さな正義を一つ一つ拾ったその先に少しでも明るい未来があるんじゃないですか?

久住を追い詰めるメロンパン号で、志摩が伊吹に

悪かった、一人でやろうとして。俺がバカだった。

現在の404機捜車内で、志摩が伊吹に

毎日が選択の連続。また間違えるかもなーー。まぁ、間違えてもここからか。

MIU404 感想

うまい!!うますぎですよーー!前回に引き続き、まんまと引っかかっちゃいました。志摩が死んでしまうなんて!!という衝撃の最悪の展開にどん底に落とされ。そこからの怒涛の急展開で持ち上げられ!!!!よかったぁ~~星野志摩さんも、綾野伊吹さんも無事で。それにそれに陣馬さん!ありがとう!いいもの見せてもらいました。

最終回にふさわしく、人の心の闇を深く掘り下げた内容でした。ただドラマとしても十分楽しく見させてもらいましたが、こうやって心にささったコトバを書き留めていると、ちゃんと考えなきゃいけない大事なメッセージを送ってくれていることに気が付きます。人として忘れちゃいけないこと。「あの悲惨な出来事をなかったことにしてはいけない。」「キレイごとで着飾るな。本質を見ろ。」志摩や久住の声が聞こえてきそうです。しっかり受け止めよう。

それにしても菅田将暉さんの顔の表情の造り方!なんですか!?ここまでスゴイ俳優さんだったとは!自分のことを「クズ・ゴミ」と名乗り、へらへらと何を考えているか分からない天才からの、正気になった真の姿。余りの変貌ぶりに、一瞬「誰?」って思っちゃいました。鳥肌がたちました。

そして、久住の発する言葉をしっかり考えてみると、重い内容が伝わってきます。中身のない上辺だけつくろった人間なんてクズだろう、自分をそう名乗ることでその悲壮感がヒシヒシ伝わってきます。久住の言うように、知らないふりをして、キレイなふりをしているなんて、自覚していない分罪が重いのかも・・。

久住のやり方は間違っていたのでしょうが、そのメッセージは受け止めるべきものではないのでしょうか?

それにしてもMIU404、久住といい、伊吹&志摩といい、九重や陣馬の顔面武装といい、桔梗といい、俳優陣の演技力のレベルの高さにもう感無量です!

電波ジャックでも星野さんが話されていましたが、4機捜のチームワークも、ほんと見どころでした!4機捜最高!九重さんの涙も、志摩への純粋な熱い語りもとっても良かったです。伊吹さんの最高キャラは今更言うまでもありませんが、源さんファンの私としましては、最後はやはり星野志摩さんのあの、人間臭い本音の部分が好き菅田さんや綾野さんとはまた違う魅力の源さんの渋い演技も大好きということで締めたいと思います。

最後に、みんな無事で本当によかった!!ありがとーーー!!また戻ってきてくれるのを本当に待ち望んでいます!!ぜひぜひお願いしますm(__)m!!

これからもう一回見よう♡

MIU404 主なキャスト

W主演:綾野剛(伊吹藍)・星野源(志摩一未)

麻生久美子(桔梗ゆづる)・岡田健史(九重世人)・橋本じゅん(陣馬耕平)・生瀬勝久(我孫子豆平)・菅田将暉(久住)・渡邊圭祐(ナウチューバー特派員REC)・黒川智花(羽野麦)・鈴鹿央士(成川岳)・番家天嵩(桔梗ゆたか)・金井勇太(糸巻貴志)・小日向文世(蒲郡)・酒向芳(刈谷)

MIU404の主題歌

 主題歌 米津玄師 「感電

MIU404のもうひとつの魅力!!

米津玄師さんの「感電」が、ドラマの見どころで流れます。曲調・歌詞ともに、ドラマになんとマッチしているのでしょうか・・・。しっかり見せ場を最高潮に盛り上げてくれています。素晴らしい楽曲ですよね。

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