竜の道【最終回】『復讐の末路・3人は笑う事ができるのか?』ネタバレ感想

竜の道
karin
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最終回は2時間スペシャル。これまでの色々な謎が全て解ける、内容の濃い2時間でした。ずっと気になっていた初回の衝撃シーンの理由も明らかになります。

【竜の道】最終話 あらすじ(ネタバレ含む)

竜一は、自身の秘密の全てを沖に知られ、証拠まで握られ、追い詰められる。竜一と竜二、美佐の写真までつけた記事を作った沖は凛子に送り付け、次は美佐に送るという。竜二と美佐を世間の目にさらすことは何としてもさせない。追い詰められた竜一は、「俺が別の手で源平を追い詰めるからお前はもう何もするな。」と、止めようとする竜二をボコボコに殴る、蹴る。初回の衝撃シーンだ。身動きできないくらい痛めつけられた竜二に最後、銃を放つ・・・。

その後、竜一は沖の元へ行き、背後から首を絞める。ついに、今度は意図的に殺人をしてしまった。

全てを失った竜一はその足で、曽根村に会いに行く。力づくでもボイスレコーダーを奪うつもりだ。すると、曽村から意外な事実が明かされる。「沖は、俺の息子だ。」

絶句する竜一。「早く言ってくれていれば・・・。」

「早く言ったとして、お前は止められなかっただろ?」

息子を殺された曽根村は、部下を使い、竜一を殺させる・・・。

いざというときに、竜一のスマホに追跡アプリをつけていた凛子。海岸沿いに打ち捨てられていた瀕死の状態の竜一を見つける。大丈夫。生きていた。

凛子の介抱のおかげで、命をとりとめた竜一は竜二と密会に使っていた部屋へ源平を呼び出す。

思いのたけを話す二人。源平はすでに竜一のことを調べていて何もかも知っていた。さらに、沖から例の記事も金を払って握っていた。

そう、竜二は死んではいなかった。竜一の撃った弾は壁を打ち抜いていた。竜一と竜二を探し回っていた美佐に助けられ、無事だった。竜一はこれまでのことを全て自分の責任にするように、竜二を突き放すためにあんなことをしたのだった。

美佐も全てを知り、三人で何もかも背負おうと誓う。

竜一と竜二は、揃って源平に会いに行く。竜二が告げる。「エニウェイズにキリシマ急便は吸収合併されます。」大臣を操り、エニウェイズにキリシマ急便を吸収合併するよう手を回し、キリシマ急便と全取締役をもとりこむことに成功した竜二。さらに、ちょうどそのころ、凛子の手により、竜一との密会の様子を撮影した動画が拡散されていた。そこではこれまでの悪事を自ら洗いざらい話す源平の姿がうつっていた。キリシマ急便を奪われ、社会的にも地に落ちた源平。

こうしてついに、竜一と竜二は復讐を遂げたのだった。

これまでに2人の人を殺害してしまった竜一、源平への復讐を遂げた今、自首することを決めていた。「3人でブラジルに逃亡しましょう!」と航空券を差し出す砂川と凛子に、「二人にお願いがある。このUDコーポレーションを二人でついでくれ。UDは『二人で一つ』と言う意味なんだ。」と優しく微笑む竜一。そして、はじめて凛子も微笑む。

自首する前に、最後で三人で夜ご飯を食べようと約束していた竜一と竜二と美佐。待ち合わせ場所のスーパーに向かう途中、突然何者かに刺される。最初に殺した大野木の息子だった。「大丈夫だ。早く行け。」と誰にも見つからないように逃がす竜一。

スーパーで鍋の材料を選びながら竜一に電話をする竜二と美佐。「シメはどうする?お兄ちゃん。うどん?ぞうすい?」「やっぱりうどんだよなー。」竜一も「俺も、うどんかな・・・」「早くきてねー!」血はどんどん流れ出ていく。倒れ、薄れゆく意識の中で、とても幸福な夢をみる竜一。スーパーにつき、三人で材料を選び、鍋を楽しむ。こうやって小さいころから3人で笑って過ごしていた。あの頃と同じだ。そんな幸せな空間のなかに浸りながら、竜一は息絶えていった・・・。

心に響いたコトバをまとめます

凛子→竜一

もうやめたらどうです。私には失いたくないものはありません。さから稼げれば何でもいいと思って日本に来ました。でも社長を見ていて思うようになったんです。死にそうな目をしていたこの人にどうしても成し遂げたいことがあるのなら、それを私の生きる意味にしようって。でもこの先に社長の幸せはあるんですか?もういいじゃないですか。ここに居場所があって、あんなふうに思ってくれる人がいて、これ以上どこに行くつもりですか?」

砂川

私は何もわかってなかった。ただ社長に乗っかって、正義の見方みたいな気になって、本当の復讐というのがどういうものなのか全然わかってなかった。

竜一→凛子

どこに行こうと、これは俺の作った道なんだ。行かないわけにはいかない。あと、笑え。」

曽根村→竜一

物事は全て熟して落ちる。俺の哲学だ。

曽根村→美佐

自分を殺してまで誰かのために動くバカな男はどういう生き様をさらすのか。最後まで見届けたくなってな。死ねば無よ。死んじまった人間は恨みをはらしてくれなんて思っちゃいないよ。それなのに竜一はてめぇの中のあんたや竜二が笑ってくれなきゃ生きていけねぇ男なんだ。

まゆみ→源平

あんたと私は似てる。愛を信じないから、だからそんなに弱い。

竜二→源平

あんたはいつも法で裁かれない。あんたを裁くのは法じゃない。あんたは自分の言葉で破滅する。

竜一→源平

少しはわかったか。キタねぇ手で大事な子供を奪われる気持ちが。

竜一→源平

満足なわけないだろ。あんた殴れば、こっちの拳も痛えんだよ。

感想

沖が、曽根村の息子だったとは?!意外でした。竜二が想いをよせるのは美佐。美佐が想いを寄せるのは竜一。大野木の息子が何かしらやらかすだろう。そこはあたっていたんだけどなぁ。曽根村の息子は竜一と竜二という筋書きではなかったのですね。

そして、復讐は遂げられたが、3人仲良くハッピーエンド。にはなりませんでしたね・・。確かに人を殺しておいて幸せにはなったらいけないのでしょうが・・。少し残念な気持ちもあります。

竜一の男気が好きでした。そして、ずーっと竜一の根本にあった『笑顔』。長いこと、苦しみ・憎しみの中にいた彼は誰よりも『笑顔』を求めていたのですね。

大事な人たちの笑顔を目に焼き付きながら息絶えていけたのなら本望だったのかな?

最後まで気が抜けない内容の濃いドラマでした。

視聴率はイマイチだったようですが、とても面白かったです。高橋一生さんと玉木宏さんを筆頭に、俳優陣の演技がすこぶる素晴らしくてずーっと引き込まれ続けていました。

終わってしまって寂しいーー!

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竜の道の主なキャストは?

玉木宏(矢幡竜一・和田猛)  高橋一生(矢幡竜二) 松本穂香(吉江美沙) 細田善彦(霧島晃) 奈緒(遠山凛子) 今野浩喜(砂川林太郎) 渡辺邦斗(大友)松本まりか(霧島まゆみ) 斉藤由貴(霧島芙由子) 遠藤憲一 (霧島源平)

竜の道の主題歌は?

【主題歌】
SEKAI NO OWARI「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)

【オープニング曲】
ビッケブランカ「ミラージュ」(avex trax)

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